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2004.06.09

思い立ってインディ

 なんとなく思い立って、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」をレンタルで再見。
 いや、レンタルビデオの棚を眺めていたら、つい最近公開された気がする映画が「名作」コーナーにあるんで、昔見たアレはあるのかな、コレはどうだ、と懐かしく思い出しまして。

 最も印象に残ってる映画を上げろ、と言われたらコレですね、私は。「好きな映画は」とか「良かった映画は」とか「泣けた映画は」と聞かれたらまた違うけど。
 同世代だとE.T.やスターウォーズでもおかしくないんだけど、こればっかは原体験みたいなものだからなぁ。公開当時は中学3年。単独行動(大人抜きの友人同士)で映画館へ行くのをようやく許してもらった頃で、小遣いも限られていたから映画は一大イベントでした。
 当時は、うわー虫だ、うわー岩だ、程度でビックリしてて、時代背景も地理設定も分からず架空の世界のファンタジーだくらいに思ってたような(飛行機が飛ぶシーンに中国大陸の地図が出てくるんだけど、アルファベットで書いてあるから、チョンチン<※重慶>だとか全く分かってなかったもんなぁ)。考証も突っ込みも何もナシで、ただ素直に笑ってワクワクして「インディ格好いい~」「キ・ホイ・クァン可愛い~」などとやってました(私にも単純で素直な過去が…)。レビューなど読んでも、中国人孤児役のキ・ホイ・クァン少年ってベトナム難民だったのか、自分より年下なのに苦労してるんだろな、でもチャンスをつかんで映画に出て、英語話してて凄いなぁ、……なんてことが一番の驚きだったりしたし(←自分の身の丈や経験からはみ出すことには関心が及んでなかった)。
 ……しかし、見直してみるとなかなかスゴイ映画ですねコレ。
 冒頭の「1935年上海」ってのもなかなか微妙な設定だし、実際の物語はほとんどインドだし(!)。映画にも英国軍や地方の王族が出てくるけど、当時はガンジーが非暴力独立運動してたころだよね。しかもそのインドたるや、今こんな描写したらPC(Politically Correct)コードに引っかかるのでは、というムチャクチャさ! スゴすぎ(そういやBSE問題の時、「<動物の>脳を食べる習慣のある地域で発症し」なんて表現を目にするたび、宮殿の食事シーンが脳裏に浮かんでた……トラウマじゃん)。
 あ~、これ見た頃は、自分がインド通ったり中国何度も行ったりするようになるなんて思ってなかったよな~。と、懐かしさに浸りながらしみじみ。
 それで改めて「へぇ」と思ったのは、中国人だろうと宇宙人だろうとアメリカンイングリッシュをしゃべらせてしまうハリウッド映画の80年代の作品にもかかわらず、現地の言葉をけっこう大切にしてたんだな、ということでした。ま、「いくつもの言語を操り海外を冒険する考古学者」という設定上、誰も彼も英語、とはいかなかったのかもしれませんが。情けない話ですが中学生の頃は英語かそうでないかの聞き分けさえできなかったので今更気付きました(お恥ずかしい)。上海のシーンは北京語ではないので上海語か広東語なんでしょうね。上海ロケは80年代的にあり得ないから広東語かなぁ。上海語だったら凄いけど。インドの農村のシーンは何語なんでしょう。順当に行けばヒンディー語なんだろうけど、これも例えばバングラロケとかで全然違う言葉の可能性もあるし……とにかく聞いて分からない言葉を話してました。途中、キ・ホイ・クァン少年がせっぱ詰まって母語で叫んでるシーンが数カ所あるんですが、あれは地(ベトナム語)なのかセリフ(広東語)なのか、…などと妄想は広がるのでした。 
 あと、昔パンフには「語学の天才(という設定の)インディが、敵に悟られないよう中国語でキ・ホイ・クァン少年に指示して大胆な作戦を成功させる」と書かれていて、うっそーインディ何てしゃべったんだ、と20年(←長いって)気になっていたシーンも確認。クライマックスの吊り橋のシーンです。インディ先生、訳わからない片言をしゃべってました(笑)。「チャオチー、ラツーツァムツァィ」(←耳コピ)って、北京語ではない……と思う。うん。すっきりしました。

 それにしても、インディ先生、上海から燃料抜かれた飛行機でヒマラヤ超えてインド山岳部に落ちて、川を下って平野部まで行ってるんですよねぇ。なんでそのままヒマラヤに落ちなかったんだよ(笑)!!
 1913年に独立を宣言したダライラマ13世が急逝したのがこの年。陰謀渦巻く鎖国チベットで、イギリスの圧力や中国人スパイが暗躍するなか、転生者探しのわくわくするような冒険に立ち会えたかも知れないのに~、惜しいことを~~(笑)!! 「インディ・ジョーンズ ポタラの迷宮」が!! まぁ「魔宮の伝説」並みのもんのすごいチベット描写が展開されるだろうことは容易に想像がつきますが、チベット語をしゃべるハリソン・フォードは見たかったよね。

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Comments

この映画で出てくる3個の石はでっかいジーストーンだな!と前から思っとりました。でも目玉無いからチョンジーだな。(線が入ってなかったっけ?)

とか言いながらも舞台がインドだからきっとほんとはリンガなんでしょうな・・・。

前から不思議なんだけど今のインドってターバン巻いてる人って少ないんですよね。でもこの映画にもターバン巻いてる人っていっぱい出てきたような気がするんだけど昔はシーク教の人って多かったのかな?

>1913年に独立を宣言したダライラマ13世が急逝したのがこの年。陰謀渦巻く鎖国チベットで、イギリスの圧力や中国人スパイが暗躍するなか、転生者探しのわくわくするような冒険に立ち会えたかも知れないのに~、惜しいことを~~(笑)!!

わはは、パドマサンバヴァの幻の教典とか探し出してくれるのかな?

>チベット語をしゃべるハリソン・フォードは見たかったよね。

まあ7年もチベットにいたブラッドピットでさえ英語ですからねえ・・・。

Posted by: 風来坊 | 2004.06.14 at 10:56 PM

すいません。
3重投稿もしてしまいましたので消してください。

なんだか今日はこのページ重いよ~

Posted by: 風来坊 | 2004.06.15 at 12:06 AM

>風来坊さん

 どうもです! なんだかエラーでまくりで多重投稿になるようですね。2つ消しました、こちらこそすいません。
> だからきっとほんとはリンガ
 劇中、3つの石は「サンカラ・ストーン」「シバリンガ」と連呼されてました。後者はまんまですね。だったらもうちょっとエロチックに持ってってほしいとこですけどね(冗談です)。
 7年いたブラピも英語、という指摘には笑いました。そうじゃん、7年もいたんじゃん(笑)。
 ターバン姿の大量流出については、風来坊さんご推察の通り「インドならターバン」というアメリカ人の固定観念をなぞった「お約束」ではないかと。もういちいち「お約束」には突っ込みません(20年前だし…)。だって、あれで「ターバン=スィク」だったら、宗教タブー的にかなりヤバヤバでは("生け贄を捧げる邪教を復活させた教団"つー設定…)。

Posted by: うらるんた | 2004.06.15 at 02:26 AM

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