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2004.09.16

ニントプリンとTCVゴパールプール校

雨をついてタクシーをチャーター、ダラムサラ郊外の障害児施設「ニントプリン」とTCVゴパールプール校へ。
TCVゴパールプール校にはなんと今年4月から、日本人の小児科医の先生が駐在しています。
チベット仏教に関心があり、ボランティアをするならチベット難民地域で、と考えて受け入れ先を探し単身日本から訪れたそうで、TCVゴパールプール校の校医さんとして保健室に常駐してくださってます。月に何度かは、近郊の他のTCVを巡回したりもしているそうです。
チベット難民の現状は来る前のイメージとは大きく異なりギャップも大きかったとのことでした。
子供たちの病気や怪我は、傷口が化膿した、程度の軽微なものがほとんどで、傷を作ったら水で洗って清潔にしていれば問題なく治るものがほとんどなのに、汚れたまま放置するためにすぐに膿んでしまうとのこと。地元のインド人の子供たちはそれほど傷を化膿させたりしておらず、衛生習慣に根本的な問題がありそうだと言っていました。汚れた傷口をそのままにするだけでなく、そもそもあまり風呂にも入らない、「手を洗いましょう」という標語は書いてあるけど、寮母さんもそうした指導はほとんどしない……と聞いて、チベット人の衛生観念はチベット高原にいる時のままなのかなあ、などと思った次第です。
あとは、1クラス2~3人は結核がいるし、水ぼうそうなども1人がかかったら大流行する、なんて話を聞いてきました。
ニントプリンは2年ぶりの訪問。
スウェーデン政府から補助金が出たという新しい校舎とドミトリー(宿舎)が完成(今年8月に落成式をしたばかりとのこと)、子供たちが45人、スタッフ20人に増え、新しい建物で作業をしていました。ミシンが数台入り、主工芸品を作れるようになっていたほか、紙すき機械を導入して紙製品を作れるよう準備しているとのことでした。現金収入としている製品は、以前と同じ、子供たちが絵を描いたカード、ポスター大の絵、組み紐(ミサンガなど)、木工品に加え、きんちゃく袋や財布などの布製品が並んでいました。
ルンタを通じ里親支援をしているドルジェ君は背が伸びて大人びて元気そうでした。イラストを書く作業班に入り、仏画を描いていました。
里親支援でルンタと縁のある子供たちはTCVゴパールプール校にも計13人が生活していて、「授業が終わった後各ホームへ行けば会える」と言われたものの、夜遅くなってしまい時間切れになるのでやむなく断念。子供たちを訪ねていくには1泊する覚悟で行かないと難しいようです。
夜は里親でもある旧知のwさん、南アジア史が専門という大学の先生H氏、ゲームクリエイターのS氏とインド料理。日程半ばを過ぎ初めてインド料理を食べたなぁ。

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