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2004.12.05

アムネスティの「国際人権デー」パレードに参加した

DSCN10801.JPG 国際人権デー(12月10日)に合わせたアムネスティ・インターナショナル日本のイベント「人権パレード2004」に行ってきました。
 大型低気圧一過のパレード日和(?)。知り合いの掲示板で「雨がやんだらチュバで」と宣言しちゃって、パンデン(本来は既婚女性が着ける)まで揃えてにせチベット人に。ウツァンのチュバにカムモ(カム女性)のシャモ(毛皮帽子)という、見る人が見たらヘンな格好でした(ごめんなさい)。
 チベットの人権擁護をアピールするために集まったのはチベット人3人、日本人5~6人。kikuのKさん、DNSJのNさん、毎年参加してるというMASSさん、挨拶しそびれた女性お2人、私……という顔ぶれでした。人数では他の団体に完全に負けてましたが(^^;)、団体として数えたらルンタ入れて4団体超えるし(!?)、チベット人2人と知り合えたのが嬉しかったです。それと、ポカラさんや静岡のKさん他、チベット支援を通じて知り合った方の多くは主催者側としてパレード運営に携わっていて、これまでいかにアムネスティから助けていただいているかを実感したりも致しました。
DSCN10781.JPG ←チベット問題をアピールする「チベット問題を考える議員連盟」世話人の牧野聖修衆院議員(民主/マイク持ってる背広姿)。ビルマ民主化問題などにも超党派で関わってるそうで、自己紹介&PRしつつバランスよく各問題に触れていました。臨時国会終えたばかりの多忙な中、現職議員が現場まで来るってなかなか出来ないよなあ、本気なんだなあと思う次第。背後の2人は「人数が少ない分せめて格好だけでも派手に」とチベット旗を振る日本人サポーター。
 パレードは――語弊のある言い方かもしれませんが――とても面白かったし、興味深かったです。
 えーと覚えているだけでも、不当解雇を訴えた労働組合の日本人支援組織∇ゴビンダさん(東電OL殺人事件で殺人罪に問われているネパール人)の冤罪を訴える人たち∇ビルマの民主化を求める在日ビルマ人の組織(ビルマ民主化同盟?)∇クルド難民組織クルディスタン∇バングラディシュのジュマ民族活動家を支援する人たち∇法輪功∇ビルマのロヒンギャ民族の人たち∇入管に拘束されているイラン難民ジャマルさんを支援する人たち――などなど。
DSCN10901.JPG ←芸達者というか気合いが入ってるというか、中国政府の拷問を再現・実演する「法輪功」の人々。コワイよ~。皆さん中国人で、北京語が飛び交っていました。写ってない右手指の爪の1本1本には竹串が刺されています(リアルすぎて自粛!)。そもそも中国公安の制服とか電気棒とか見覚えありすぎて演技にも関わらずマジびびりましたって私。
 このへんやや事態は複雑なのですが、チベット問題と同様、中国政府に対する働きかけではあるのですけど、法輪功の人たちがチベット問題のアピールに関心を示すことはなく、こちらから法輪功の人たちに特に話しかけることもありませんでした。「にせチベット人」に扮すると、なんか“中国人全般”に対して不信感とか警戒感が芽生えちゃうんだよね。なんでだろ。で、向こう(法輪功の中国人)にとっても、「信教の自由」と「チベットは中国の一部」は矛盾しないだろうし、そもそもチベットについて考えたこともないかも知れないしな。
 ちなみにビルマの人たちのグループは3団体くらいあって、「国民民主連盟」と「ビルマ民主化同盟」と「ビルマロヘンギャ協会」のロヒンギャ民族の人たちは、間に別の団体をはさんできっぱり別れてデモ行進してました。あるいは同じような感情があるのかもしれません。(それにつけても、4団体計9人しかいないチベット人&サポーターとの差よ!!)
 その他、デモ参加のグループで印象に残ったのは、大麻の個人使用解禁を訴える「カンナビスト」(「日本の大麻取り締まりは公権力による人権侵害」と主張していた)、なんか遠慮がちにしていた「北朝鮮は日本人拉致被害者を返せ」の人たち(団体名不明。家族会だったらもっと前に出てきて強く主張したらよかったのに)、「高校生に言論の自由を」と1人きりでプラカードを掲げていた若者……などなど。
 アピールも様々で、ビルマ語と日本語を交え規則正しくシュプレヒコールするビルマ国民民主連盟の人たち、これでもかこれでもかと写真や横断幕を連ね音楽を流して歩く法輪功の人たち、かと思えば、赤黄緑の布を頭や体に巻きつけたクルディスタンの人たちは陽気に歌い叫びながら濃~くアピール。クルド人ってこんな人たちなのか(知らなかった)。ううむ世界は広く、解決できていない問題に満ちている、んでもってごく氷山の一角ってだけでもこれだけの人がどこかで何かやってるのか、などと感じ入ったのでありました。
DSCN11311.JPG
 パレード終了後はTSNJ(チベット支援グループのネットワーク)の会議に参加。11月にシドニーで開かれたアジア太平洋地区チベット支援組織国際会議(ワークショップ)の参加報告ほか検討課題いろいろ。旧知のO氏、食事をご一緒するのは初めてのKさんご夫妻と韓国料理で夕食、最終の新幹線で帰宅。
  ◇
 RENK東京さん「人権パレード2004」参加報告がありました。(12月9日追記)

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Comments

こんにちは。

「なんか遠慮がちにしていた『北朝鮮は日本人拉致被害者を返せ』の人たち」というのは私たちのことだと思います。私はRENKという団体のメンバーで、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」や「救う会」神奈川の人たちと一緒にいました。遠慮していたつもりはなかったのですが、そう見えたとしたら主催者の嫌がらせのせいでしょう。

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Posted by: kazhik | 2004.12.09 at 09:34 PM

>kazhik様
 初めまして。コメントありがとうございました。
 RENKの方々だったのですか! もうすっごく前ですが関西で一度、李英和教授の話を聴きに行ったことがあります。「遠慮がち」とか印象で書いちゃってごめんなさい。クルディスタンの人たちの盛り上がりや人海戦術で即席写真展開いてた法輪功の人たちに圧倒されて私も隅っこにいたので(^^;)。北朝鮮糾弾の方々は(様々グループがあるのでしょうが)新潟港のニュースの印象とかで、人数が多くて戦闘的で熱い、というイメージがあったので、隅っこでプラカード持っている姿が印象的だったのでした(本当にごめんなさい)。
 アムネスティにはアムネスティの活動方針や制約(個別の相談にはのらない∇自国政府に対する活動はしない∇政治には関わらないなど)があって、それは140カ国で活動する組織防衛のためには仕方がないことだと思います。日本ではNPO法人でなく社団法人ですしね。正義のヒーロー的な過大な期待は禁物というか何というか。その意味でも、kazhikさんが2003年のパレード報告で書いておられたように、アムネスティの企画にはそれなりの意義がある(ただし一定の限界はある)、という見方に賛成です。
 私がもし胡錦涛の似顔絵を掲げようと思っても、それはアムネスティが主催する場ではなく3月10日のチベット民主蜂起記念パレードでやることかな、と。(それ以前に、あふれかえるアウンサンスーチー女史をみて、うわーギャワ・リンポチェ用意するんだった、と準備不足を反省しました)
 アムネスティ主催の企画に「左翼じみてるから」「後進的だから」(決して私自身がそう思っているわけではないんですが……右翼っぽいのより左翼っぽいほうがまだ好みだし)と背を向けるのではなく、人権救済とか難民救援とかの協調できる部分で協調して、さまざまな場所で間口広く呼びかけを続けて行ければいいな、と思っています。(それはあるいは、北朝鮮問題のように、既に国民的コンセンサスがあって広く知られていて、単なる“問題があることを知って貰うため”の宣伝活動はもう必要なくなったような活動には不要なスタンスなのかもしれませんが…)

Posted by: うらるんた | 2004.12.10 at 10:04 AM

うらるんたさま

長文のレポートありがとうございました。
クルドについては前職のときに自主レポート書いたことがあって、ちょっとくらい状況を調べたことがあります。

受け売りだけど、クルド人状況については、トルコよりもイラクのほうがまだまし、というかんじらしいですね。

「中国当局のチベット人拷問劇」はダラムサラでも見ましたが、あまりに~もリアルで見てて痛かった。

そうそう。あのリンポチェはどうなったのか心配です。12/2がやってきて以来、ずっと気になってる。

Posted by: わだ | 2004.12.10 at 02:41 PM

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