「藏人文化網」その後&「藏人ブログ」
チベット文化のサイトが公安によって閉鎖?(from「チベット式」/おさださん)の件。コメント欄に書き始めたらだらだら長くなったので、こっちに書いてトラックバックにします。
「藏人文化網」のトップページは真っ白で見えませんが(ソースにはいろいろあるので私のブラウザの問題かも)、「藏人文化社区」(掲示板)は復活してますね。ログ全クリアというわけではなく、過去記事も残っているようです(削除された書き込みもあるのかもしれませんが、注意して見ていなかったので分かりません)。
前からあったのかどうか注意していませんでしたが、現在、「社区」トップにヘルプと規定へのリンクがあり、「規定」には「中国の国家安全を害する主張の書き込みやリンクは禁止」「政治、ポルノ、宗教、迷信にかかわる違法な書き込みやリンクは厳禁」「一切の削除権限は管理人にある」などと書かれてます。ま、これはチベット本土のネットカフェにも「国家安全を害する主張のあるサイトの閲覧禁止」てな張り紙があるくらいで、いまさら驚くことじゃないんですが、「藏人文化網」は甘粛省発なので、ネットカフェのピリピリ感は本土ほどじゃないかと思いますが。中国のインターネット事情や情報の流通についてはぱるかんちゅんちゅんさんのテキストも参考になります。
復活した掲示板の発言の一番上も管理人からの「必読:BBS管理強化のお知らせ」という公告(通知)になっていて、上記の規定とともに「規定を守れない発言者のIPを規制する」などの通知があります。別の発言ツリーには「風雨の後にこそ陽光はさすものです 皆様お疲れ様でした」という思わせぶりな(?)再開を祝う書き込みとか、それに応える4行詩とか、さらに「デプン寺の陽光」というタイトルで「バターランプを灯すのがいい すべての痛苦を忘れるのがいい なぜなら今日早朝 デプン寺の朝の光を見た(後略)」なんて詩が書き込まれてたり。詩、ってすごいなあ。知識人の伝統…みたいなものを感じます。
ところで今回気付いたんですが、チベット文化網、2月にBlog「藏人文化博客」を開設してるんですね! 中国語ではブログは「網志」(意訳)、ブロガーが「博客」(音訳)なのかー。「博=(学識などが)広く豊かな」+「客」でうまい漢字を当てるなあと感心。
とはいえ、私がトラックバック打ったらマズイことになるんでしょうね。わはは(汗)
仕組み(新着記事一覧とか最新のトラックバックとか)がわからなくて読み込めてませんが、個人ブログを持っているチベタンもいるみたいで、なんかすごいです。中国政府にいつ規制されるか分からないという危うさのなかではありますが。
「藏人文化博客」ちょっと見てたら「極地公社/DechenWangmo」なるページもあって「ええええっ」。「德乾旺姆」ともあって、これはやはり「親情的家園」のアムド人歌手デチェン・ワンモ嬢なんでしょうか(きゃああ ←ファン)。トラックバックしちゃ……マズイよな、やっぱ(^^;)
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Comments
本土系ブログに混ぜてもらうだけのために、別ブログ始めたい誘惑にかられます(笑)
Posted by: 長田 | 2005.04.08 08:07 PM