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2005.07.11

「笑い袋」もやったっけ

 うーっすいません。ルンタともチベットとも何の関係もない脈絡のない話題で、しかもものすごく局地的(たぶん栃木県出身30代以上限定)な思い出で、"オタク"系の話といえばそうなんだけど「本物」の人には鼻で笑われるほどウスい話で、さらに自分の恥ずかしい過去の記憶とも結びついてて、もうとにかく誰かに「××の○○って△△だったよね!」ってこの記憶(と驚き)を共有してほしいんだけど、誰も相手がいない! 当時の数少ない友達とか皆もう散り散りで連絡先も分かんなかったり結婚とかしたりてて、いまさらこんな小ネタで電話とかメールとかできねー! という本当にどうでもいい話なんですけどじゃあもうそんなん書くなよと言われそうだけどどうかこのへんでくどくど吐き出させてください。物言わぬは腹ふくれそうです。うう。以下、関係も興味もない方は飛ばしてください。うっとおしくてごめんなさい。
 ◇
 1980年代の栃木県には地元テレビ局も地元FM放送局もなくてですね、「CRT栃木放送」ってAMラジオ局だけだったんですね。そこで土曜日の午後6時か7時から(いや日曜日だったかもしれん)、オタク(って言葉はまだなかったけどね)層に向けた「ヒポタマ由美子と仲間たち」(ワンダー由美子のヒポタマランド、かも)って番組があって。初めて聴いたのは小学6年生だったか中学生だったか。アニパロとシュールな投稿ギャグに溢れた番組で、「隊長、体調はタイチョーブですか?」とか「イースター島で、いいスタートー!」とか……まぁこれだけじゃ可笑しくもなんともないかな…。パロディものでは、ウルトラマンセブンが三三七拍子を唱える一発芸とか、「真っ赤なポルシェ」が歌詞世界をぶち壊して笑いが止まらなくなる替え歌(緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ 交差点では隣の車が真っ赤なポルシェ バカにしない真っ赤なポルシェ 私の真っ赤なポルシェ……)とか、誰がどうしたらこんなおかしなことを考えつくんだ、とラジカセにしがみついてました。
 その番組の常連だったのが「妻方仁氏」。確か何かコーナーを任されて毎週何か披露したり、ゲスト扱いでハガキ選んだりしてたような。ずいぶん後になって「宇東高MADの人だよ」と聞き、現役高校生(?)だって知って驚いたんだよなあ。中学生の自分といくつも違わないじゃん、と。あと、声が老けてて高校生には聞こえなかった(^^)。
 ちなみに宇東高は県立宇都宮東高校、MADは「狂気」ではなく「漫画(M)アニメ(A)同好会(D)」の略。ネーミングの妙ですな。MAD制作の自主制作8ミリフィルムがまた面白くて。アニメのオープニングを実写でムリヤリ(ホントにムリヤリ)再現してみたり、戦隊ロボットモノを徹底的にパロディにしたり。東高の校訓「質実剛健」をもじった名前の戦隊ヒーロー(仮の姿は高校生で詰め襟姿)が出てきて、操縦室は教室で「着席!」。戦う相手が"人質"に取るのは当時宇都宮駅東口にできたばかりの大型スーパー「タワラヤ」で(このローカルさ。今はもうないらしい)、人質にとられたタワラヤは「うわ~、回る~~」と回転(実際はカメラ担当者が走り回りながらコマ撮りしてるんだと思う)。必殺兵器は「栃木剣」! そんで必殺技は「桜通り十文字斬り!」(注・宇都宮市街地の地名。今は「幸福の科学」の総本山があったり^^;)。そんなのを作ってたのが「妻方仁氏」だったのでした。
 宇東は宇高(うたか)に次ぐ「No.2」の男子高で、基本的に皆お勉強ができる人たちなんだけど、勉強一辺倒イメージの宇高と違い、MADみたいなどっか突き抜けた人たちが大活躍する自由奔放な校風が好きでした。そんなのにあこがれて数年後、自分も高校ではアニメ部入ってみたけど、うーん、今ひとつだったかな。女子高だから、って訳じゃないだろうけど。既に部に昇格してて予算があって(アニメ制作に10万円!)、ただしパロディはダメ、全額使わなきゃダメ、そんでセルもセル用アクリル塗料も使いたい放題、ってなんか恵まれすぎてたかもね。
 ところで舞台が栃木放送のローカル局、ってことは知り合いの知り合いが別の知り合いだったりするごく狭い世界で、そのうち誰か「妻方仁氏って本名は“たかまつしんじ”なんだよ」と教えてくれる人がいました。
 「名前を逆さに読んだペンネームなんだよ」。本当だ、すごい。
 「卒業してサンライズに入ったんだって」。サンライズってアニメ制作会社のサンライズですか、ガンダムとかボトムズとか作ったサンライズですか!?
 その後、サンライズ制作のアニメ番組でエンディングのスタッフロールを一生懸命見ていると、「制作進行 高松信司」などと名前が出るのをたびたび見かけ、本当だ! とまたびっくり。就職っていったいどうやってするんだろう、東京へ自作ビデオを持ち込んだんだろうかー…などと考えたっけなあ(←漫画誌の投稿デビューなんかと混同していたらしい)。
 ただ、「ひぽたまランド」は私が高校在学中に終了。それに、上京してしまえば栃木県人にしか通じない話題など身の回りから消えてしまい、忘れ去ったままずいぶん来た……んだけど。
 今日、「週刊少年ジャンプ」(←すいませんいい年こいて^^;)眺めてたら、「『銀魂』アニメ化 制作はサンライズ 監督 高松信司」ってのが目に入って、うわーっこれってあの人じゃんーー、と、20年以上前のしょーもない記憶がどわーっと蘇り、なんだか懐かしくて、誰かに言いたくてたまらなくなったのでした。すいませんココ結論。ああオチまで長くてほんとにごめんなさい(しかしまったくこんな話誰にすればいいんだ)。
 ジャンプ見て考えたこと、というのは、ああそうか、30代半ばを迎え知識も経験も備えた働き盛り、同世代や自分よりちょっと上の世代の人たちが、さまざまな場所で下積みを終え、ついに表舞台に出て世の中を支えて動かしていく年齢に来たのかな、会社では同期が企画の中軸になるとか、思わぬところで活躍する同窓生の姿を見たりするのかな……なぁんて感慨だった、のですが。
 いやいや違いましたお恥ずかしい。
 いまさらだけど検索かけたら私が知らなかっただけで高松信司さんは有名人でしたよ(このへんウスいもんですいません)。「高松信司」ではてなに項目までできてるし。今はサンライズ社員ではなくフリーなんですか。
 これはアレだ、「栴檀は双葉より芳し」、要するに傑出した人は若いうちから何かやるし、そうでない人はいくら歳とってもそのまんま、つーことですかねぇ。
 それで何だ、戦隊アニメ監督として評判高いらしい高松氏だけど、「ひぽたまランド」投稿時代を思えば、エキセントリックなギャグでスラップスティックなコメディーで、時事パロディも盛り込まれ、シュールな台詞回しがテンポよく繰り出される『銀魂』って、「妻方仁」氏の得意ジャンルじゃないのかな、面白い作品になるんじゃないかな、などと考えたりしたのでした。
 あ~あ、一面識もない人の名前を挙げて、書きたいだけ書いちゃったよ~。すいません。
 そして当時聞いた噂で、真偽不明なまま、いまだに私の脳裏から離れない話。DJヒポタマ由美子氏の番組引退は寿退職で、お相手は妻方仁氏――というもの。うわーっ、女性アナウンサーと高校生リスナーの恋愛なんてロマンだわ(※)、才能とギャグは歳の差も身分違い(身分!?)も超えるのね、ヒポタマの伝説誕生ね! などとすっかり信じ込んだまま20年経っちゃいましたが……いやいやいやいや、冷静に考えたらそんな訳ないよなあ。普通にナイよなあ。「こうだったら面白い」という話をツクッてからかわれたんだろうなあ、私。面白いように信じたもんなあ。確かめようにもどうしようもないわけですが。
 (※かつて少女漫画誌「りぼん」で連載されていた「星の瞳のシルエット」<柊あおい>に登場するラジオの投稿番組のモデルが「ひぽたま」、というのは当時のリスナーには有名な話。漫画の中ではラジオ投稿で男の子がヒロインに恋心を伝えたりしてたからこんな噂信じちゃったのかなあ…)

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Comments

書くのがすっかりご無沙汰になってしまいましたが、この記事、ウケた…っーか、「良いな~(ほのぼの)」てカンジでした(^.^)b。偶然にもほぼ同じタイミングで栃木県出身・在住の人(苦沙弥より4つ上)が連絡くれたので早速お知らせしておきましたよん。自分は高松氏のことも、そして勿論このラジオ番組のことも知らないのですが、こういう…旧制中学の時代からあるクチですかね?県立の伝統校って、ハタから想像するより校風が自由でヘンなもとい面白い人を輩出したりするんですよね…ウチらの方(埼玉県)でもそうでした(^^;。

Posted by: 苦沙弥@PHS | 2005.07.19 at 10:22 PM

> 連絡くれたので早速お知らせ
いやー、栃木県人だからといって皆が知ってるわけじゃぁないとは思います……。会社入って宇東高出身という人と会い、「東高といえばMAD…」と口走って、その人は何も知らず(秀才の進学型だったと思われ)、赤面。あれ以来口にしてません(^^;
ラジオってどこか1対1って感じがしてマニアックですよね今も昔も。
ちなみに「FM群馬」には(群馬は逆にAM局がなくてFMのみ)「さすらいのギャンブラー」を自称する名物DJ(?)がいて、昼の時間帯になんだかよくわからない番組をやってます。「じゃあお前ら5分間休み。5分経ったらラジオの前に戻ってこいよな。俺は○○食うから」と言ったきり何か食べる音が続く、とか、道路交通情報の担当者に「それでは○○さんお願いします、ハンバーグとエビフライはどっちが好きですか?」とつないだり(華麗に無視されるのが風物詩になってます)。

Posted by: うらるんた | 2005.07.22 at 10:10 AM

なにげに懐かしい名前を検索していて、辿り着きました。宇東高出身者です。高松さんの2年後輩です。(MADではありませんでした) 菅谷さんと高松さんの噂は本当です。MADにいた友人からの情報です。
宇東高は、近い内に中高一貫の共学校になってしまうんですよねぇ・・・。ちょっと寂しい気がしております。(余談ですが、校訓は「質実剛健」ではなく、「正剛寛」です。)

Posted by: さやえんど | 2005.08.31 at 05:56 PM

>さやえんど様
メッセージありがとうございます! うわぁ、当時を知る方が。ほほ本当なんですかっ(けっこうビックリ)
> 校訓は「質実剛健」ではなく、「正剛寛」
ご指摘ありがとうございます! って、「剛」しか合ってない!(すいません) 確かに戦隊モノ作品の主役って3人だった記憶があって、質実剛健じゃ1人足りないですもんね。「正剛寛」…確かに3人兄弟の名前だ(笑)。ありがとうございます。高校の校訓を今も覚えてらっしゃるのはさすがです!
 ところでメッセージいただいてから気になって、自分は妻方さんのどのくらい下なんだろうと高松信司さんを検索してみたら、思っていたより高松さん年上なのに驚きました(ウィキペディアの記述ですが)。中学生だったし、アウトラインフェスで壇上に上がってる姿を見ただけですから年齢なんて存じ上げませんでしたが、高校時代もものすごい存在感の大きさだったので、3~4歳(高校入学1回転分くらい)上とばかり…。
 東高、中高一貫共学校になるんですか。少子化時代の趨勢でしょうか。私の母校のほうは、昨年、約20年ぶりの初めての同窓会に出たら、同窓会長が「共学化を許さないためにもみなさんの中から県議会へ出る方がいれば全力でバックアップします!」(大意)と力説しててちょっと鼻白みました。宇高なんか政治家多すぎてドロドロしてるんだろうなーと(季節の話題ですいません……今いる隣県の土地柄がそんな感じなのでつい)。

Posted by: うらるんた | 2005.09.03 at 03:22 AM

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