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2008.03.21

上の空続く

 ありえねー失敗。
 外回りの仕事で相手先に着いて、さーぁ荷物持って車を降りようと思ったら、げっ、ショルダーバッグがない! このショルダーてのは、名刺、財布、手帳、デジカメ、資料、筆記具、メモリカードの予備、はてはパスポートまで、とにかく何から何でも入っているお仕事カバン。家を出るとき、すこーんと置いてきたみたい。ありえん! ランドセル忘れて家を出る小学生並み! どんだけ上の空なんだ、自分。

 カバン取りに家に戻り、……真っ昼間に改めて自分の部屋見て、うひゃあ荒れ放題。(いつも深夜に戻るから暗くて気づいてなかった←そんな訳ありません)
 だって仕事の日は仕事して、仕事してない日は東京行ってるんだもん。休みたんびに何かイベントがあるなんてハイペース、未知の世界。まずいよなあ、今週末くらいは本当に「休も」う、と思っていたけど、結局いろいろあって気になって、やっぱりまた明日22日も朝イチで東京に行くことに。
 それで割引の「土日きっぷ」を買いにJRへ。「指定は8時のはやてで」って言ったら「満席です」。ええ!? 「それより早いのは?」と聞くと「7時台、8時台はやまびこ、はやてこまちとも指定席は全部ありません。9時台のやまびこなら空いてます」。いやいやそれは遅すぎるから。泣く泣くはやての「立席特急券」を買う。そんなもんがあるのを初めて知った。要は「无座」かいな。
 しかしなんで週末の早朝が軒並み満席なんだ……。土曜の朝早くから上京しすぎだよ東北人! …あ、私もか。


 ダラムサラからのメール。
 ちょっと、忙中閑あり、みたいな、ざわざわした状態の中の日常……なのかな。

 また今、デモ隊が下の町まで降りて行きました。
 とにかく一日中歩きながら叫び続けていないと、じっとしてると心をコントロールできないのでしょう。
 実際出身の僧院や地方が立ち上がり、家族が逮捕されたり犠牲者となった人がいるわけですから、じっとしてられないはずです。

 余談に思うに、チベット人は元来叫ぶことに慣れてるし、それが無意識のトラスト快感になっているが如きにも思える。広大な土地で叫び合ったり歌い合ったりしてた人たちだから。
 だっていくらなんでも一日中叫び続けるのは、もう普通じゃない。何人も失神してる。ドーパミン過剰状態です。
 例えばうちのレストランでもだいたいマチェンは大声で歌い続けるじゃないですか。
 
 ところで、今日もレストランは閉店です。開けると石が飛んでくるとか。
 いつまで続くのかな? この稼ぎ時にね。朝は閉めるかどうか判らず、開ける頃になって、閉めろーーー!!! とさながら愚連隊状態の旗振り隊が街中を走り回ったりする。
 そのたびに朝用意したパンや食材がだいなしになるので、レストランのマネージャーやスタッフも困った顔になってます。普段温厚な1人でさえ、チベット人は馬鹿だ!ともいっております。

 マチェンって厨房の男性スタッフだっけ? そんな歌ってたか。はは。
 メールには、レストランは情報交換の場でもあるから、せっかく世界中からいろんな人が集まってきている時に、レストランが開いているだけで様々な情報を持った人が集まってくるのに、閉めていては出会いもないし情報も得られないし、もったいないなあ、とも書かれていました。ふむ。
 日本のメディアもずいぶん来ているようです。私もこっちで新聞広げて、【ダラムサラ(インド北部)=○○○○】なんてクレジットを見ると、あー記者が行ってるんだな、ルンタ・レストランやってたら間違いなく和定食を食べに来てくれたかもなー、などと思ってますもん。

 あと、こちらは、18日にいただいたまま、ちょうどその時の私が忙しすぎて、そのままになってしまった、ダラムサラからのもう1通のメール。
 チベット人が、「チベット人だ」ってことを再確認しているんだなあ、と思わされたり、そういうことができない「中の人」はいまどんな気持ちで日々いるんだろうか……と思ったり。

 昨日、図書館の私の先生の仏教クラスに行った時。
 珍しく先生も本気の顔して、クラスのみんなに紙を一枚配りました。
 それは亡命政府が「チベット人のアピール」として配っているものでした。
 以下に訳します。

 中国政府はダライラマ法王に対し以下の批判をしている。
 1.法王はチベットの真の自治を求めているにもかかわらず、中国はダライラマを分裂主義者と非難する。
 2.法王は民主主義を標榜するにもかかわらず、中国は法王が古い封建制度を復活しようとしていると非難する。
 3.法王は北京オリンピックを支持しているにもかかわらず、中国は法王がオリンピックに反対していると非難する。
 我々は国連、各人権擁護団体、ならびに世界中の自由を愛する国々に対し、真正な証人として行動することを、これらの中国政府の非難は根拠のない、嘘偽りであることを自ら確認することを要請する。
 チベット人の真理と正義のための戦いは、チベットと中国が相互平和条約を結ぶまで終わらないであろう。我々は非暴力のデモ、平和的行進を続ける。
 我々は世界中の国々に対し、我々の正義を支持し、平和的キャンペーンを妨害しないことを要請する。
 以上。
 ……つまり、やめる気は全くないということですかね? 
 法王はインタビューのなかで、「止めるなと中から電話が入ってる」「私に従わないのは民主主義が生きている証拠だ」とかおっしゃり、「止めることは私にはできない」ともおっしゃっていました。
 尤も他の質問の中では「沈静化することを望む」ともおっしゃっていましたけど。

 またデモの声が聞こえ始めたよ。

 

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