« 街中の張り紙/大阪から | Main | 0326 »

2008.03.25

ドイツより

Picture_313s ルンタ・プロジェクトを通じて、ダラムサラのチベット難民の子どもに学費を贈る里親になっていただいているドイツ在住の方から、メールいただきました。
 今回のチベット武力弾圧で、ヨーロッパ各地でも抗議集会が開かれているニュースは耳にしていますが、スイスとかベルギーとか英ロンドンとか、チベット難民の移民受け入れの多い都市が中心だと思っていました。デュッセルドルフってどんな町か想像もつかないんですけど(ごめんなさい)、チベット人が1人もいなくても、ドイツの人が集まって、チベットのためにキャンドルを灯す、ってすごいな、と思います。
 ――チベットを旅行したことがあるとか、知り合いの知り合いにチベット好きがいるとか、そういう縁なのでしょうか。それとも、そういうのが全然なくても、立ち上がってキャンドルに火を灯すのがヨーロッパの人なのかな(涙)。

 このところのチベット情勢、大変心を痛めています。私は里親以外、チベットに関して積極的に何かしているということはないのですが、今の状況にいてもたってもいられず、ドイツのチベット支援グループの主催するデモンステレーションに2回参加してきました。
 1度目は先週の月曜日、夜8時から、ケルン大堂前広場でのデモンストレーションでした。チベット人が10人くらい、支援者が30人くらいだったでしょうか。地元のテレビ局が来ていました。80人の犠牲者のために80個のキャンドルをともして、みんなで祈りました。
 風が強くて気温は零度くらい。火が消えないように手の平でキャンドルを覆うと、その炎が凍えた手を暖めてくれて、とても切なくなりました。

 2度目は土曜日のお昼、デュッセルドルフの繁華街の広場でした。写真を貼付します。チベット人はほとんどいなくて(デュッセルドルフにチベット人はほとんど住んでいないそうです)、支援者が100人弱。メディアはラジオが1局来ていました。ここでは、道行く人にアピールして、署名を集めました。何人かに、チベット人かと聞かれました。ドイツ人から見ると、チベット人も日本人も中国人も、全部同じに見えるんですよね。さすがに中国人かとは聞かれませんでした。

 このデモを主催したグループはTibet Initiative Deutschlande.Vといって、ドイツ各地で活動しているようです。私は今回初めて参加して、詳しいことはわかっていないのですが、ここデュッセルドルフでは月に一度集まって、これからの活動について話し合うそうです。ここ一週間くらいを見ても、ドイツの20都市くらいで、デモンストレーションを企画しています。
 3月10日に市庁舎でチベットの旗を掲揚してもらう運動もしていて、ものすごい数の市町村が賛同してチベット旗を掲揚しています。やっぱり人権問題はヨーロッパが活発なのかなあ、と思ったり。私のドイツ人の友達が、去年の秋にチベットを旅行したのですが、彼からもインターネットでの署名運動のメールが回ってきました。
 チベットの平和を祈りつつ。


 こちらはダラムサラからです。
 私が上京中でパソコンに触れず、23日にせっかく送っていただいたのをアップできないままでした。

0511  やっと写真が添付できました。
 12人の議員のうち、10人は民主党、2人は共和党だそうです。なかでもこのなかの1人でカリフォルニアのジョージ・ミラーとかいう人が特に人気があるとか。
 もう1枚は、手作りのプラカードを持って会場に来ていたTCV(難民学校:チベット子供村)の2人。

 昨日(22日)のアリ(「アリ」とはアメリカのことです。ここのチベット語です)から来たナンシー女史はアリでナンバー3、女性では最高の地位にある人だそうです。いっしょに12人もの議員が来たのです。ダラムサラの町中には、時ならぬアリの国旗が突然溢れました。

 実際アメリカの下院議員連盟が中国に対し何ができるか疑問ではありましょうが、まずはチベット人は大喜びした訳です。
 議員連のすぐ後ろにギャリ・リンポチェの姿がありました。この前のゴールデンメダルの授賞式の時も姿をお見かけしました。ロビイストとしては彼がチベット一でしょう。現在いるチベット人の中で一番頭の切れる、生まれつきの政治家だと思います。

05811  ナンシー関連の日本の報道をみていて、毎日新聞の記事はひとつ気になります。ダラムサラ発のようになっていますが、まだ毎日の人には会っていません。
 記事にナンシー女史の発言として 
「チベットの独立を信じる世界の人々が中国の鎮圧行動に対して声を上げなければ、(独立を達成する)力は失われる」と述べた。
 とありますが、これではまるで、ダライラマ法王が独立を主張していて、それを支持しようと呼びかけた、という意味になりますよね。私はその場にいましたが、ノートにはそんなことを言った箇所はどこにも見当たりません。「Free Tibetを」とも言ってません。不可解です。

 とにかく彼女は「チベット問題により、今世界の良心が試されているのだ」ということを強調してたようでした。
 チベット人の間では、彼女はこの後すぐに北京に行くそうだ、という噂が流れ、中国との対話のために具体的なことをしてくれるような期待が高まっていました。でも、実際は、「デリーに来たついでに、昔から一度来たいと思っていたので、今度来た」程度の話だったようです。

 また今デモが始まったようです。昨日(22日)は夕方まで静かで、暗くなってからキャンドルデモがありました。昨日今日とインドはホーリーです。それで今日もデモはないのかなと思っていました。毎回1000人ぐらいの参加者でしょうか。まだまだこちらは勢いを失ってはいないようです。
 ハンガーストライキには、昨日は40人ぐらいのまだ幼さの残るTCVの学生たちが加わっていました。夜になって冷え込んで、みんな毛布にくるまってくっついて寝ていました。

 記事はこれですね。
 チベット暴動:米下院議長、国際的な調査求める ダライ・ラマと会談

 チベット暴動:米下院議長、国際的な調査求める ダライ・ラマと会談
 【ダラムサラ(インド北部)栗XXX】米国のペロシ下院議長ら議員団が21日、インド・ダラムサラを訪れ、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世らチベット亡命政府首脳と会談した。中国チベット自治区での暴動発生以降、外国要人がダライ・ラマと会談するのは初めて。会談後、共同会見に臨んだペロシ議長は、今回の暴動について国際的な調査を求める一方、中国と亡命政府の対話の必要性も訴えた。
 ペロシ議長は対中強硬派として知られ、チベット問題でも中国に厳しい態度を取っている。ペロシ議長がダライ・ラマと会談したことで、中国が米国への反発を強める可能性もある。
 ペロシ議長は会見で「国際調査では、ダライ・ラマと暴動との関連性がないことが分かるだろう」と亡命政府側を擁護した。
 さらに「中国は外国人ジャーナリストらがチベット自治区に入ることを認めるべきだ」と語った。議長のダラムサラ訪問は暴動発生前から計画されていたという。
 会談に先立ち、ペロシ議長は仏教寺院で亡命チベット人ら約5000人を前に演説し、「私たちはチベットの人々と悲しみを共有するためにここにいる」と強調。「チベットの独立を信じる世界の人々が中国の鎮圧行動に対して声を上げなければ、(独立を達成する)力は失われる」と述べた。 毎日新聞 2008年3月22日 東京朝刊

 「亡命チベット人ら5000人」のなかに日本人もいた訳すか。記事がなんでそうなったのかは私程度には分からないけど……とりあえずここで「違うってよ」って書いておこう。
 画像の手前にテレビカメラとかずらっと並んでいるのを見て、昨秋ジャーナリストとして日本に招かれて会ったプルブ君やダセル君やジグメさんたちはどうしているだろう、つらい仕事だろうな、と思い起こしました。

|

« 街中の張り紙/大阪から | Main | 0326 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22378/40633064

Listed below are links to weblogs that reference ドイツより:

» ドイツ 村のサイト集情報 [ドイツ 村ファンクラブ]
ドイツ 村のリンク集形式のサイト情報です。の情報収集にお役立てください。 [Read More]

Tracked on 2008.03.30 at 11:21 AM

« 街中の張り紙/大阪から | Main | 0326 »