« 20130320 | Main | 中国政府オフィシャルサイトからチベット国歌が! の周辺の話題 »

2013.03.25

[訳]ウーセル・ブログ:焼身したチベット人の遺族は言う――「これでは、あと何人失うのか?」

このコラムに関する次のやりとりも合わせてどうぞ
きょう(3月25日)また焼身が起きた!
http://lungtaprojectjapan.tumblr.com/post/46428373754/tsepa-voa


焼身したチベット人の遺族は言う――「これでは、あと何人失うのか?」

看不見的西藏:自焚藏人的家人说:就这样,还会有多少人离去?(2013年3月27日)

(ウーセルさんの前書き)

RFA(ラジオ・フリー・アジア)チベット語放送局の記者パルデン・ギャルは一昨日(3月25日)彼自身のブログに短いコラムを寄せた。VOA(ボイス・オブ・アメリカ)チベット語部の記者ツェリン・キが中国語に翻訳し、ウーセルが校正した。パルデン・ギャルは焼身者の家族だ。2012年11月15日、彼の姪である23歳のテンジン・ドルマは、村のなかのマニ堂で焼身の犠牲となった。テンジン・ドルマはアムドのレゴン(レプコン)、現在の青海省黄南州同仁県扎毛乡果盖里仓村(ツェンモ郷ゴゲ村)の人で、父親の名はプロ、母親はタシ・ドルマ。

ツェリン・キもまた焼身者の家族であり、今年(2013年)1月12日、彼女の甥である22歳のツェリン・タシが放牧を終えて町まで行き自らを炎とした。ツェリン・タシはアムドのラブラン、現在の甘粛省甘南州夏河県の、アムチョクの牧畜民で、父親の名はドゥッカル・キャプ、母の名はツェリン・ドルマ、妻の名はユムツォ・キ。

自由亚洲电台藏语部记者班旦加(Palden Gyal),前天在他的博客上写了这篇短文,由美国之音藏语部记者才让吉(Tsering Kyi)译成中文,并由唯色修订。 班旦加是一位自焚藏人的家人,去年11月15日,他的侄女、23岁的当增卓玛(Tangzin Dolma)在村里的转经堂自焚牺牲。当增卓玛是安多热贡(今青海省黄南藏族自治州同仁县)扎毛乡果盖里仓村人,父亲名叫普洛,母亲名叫扎西卓玛。
才让吉也是一位自焚藏人的家人,今年1月12日,她的侄子、22岁的才让扎西(Tsering Tashi)放牧后走到镇上点燃了自己。才让扎西是安多拉卜让(甘肃省甘南藏族自治州夏河县)阿木去乎镇牧民,父亲名叫都嘎嘉,母亲名叫才让卓玛,妻子名叫玉措吉。

だとしたら、あと何人失うのか?
文:パルデン・ギャル
チベットのアムドで、昨日、2013年3月24日、1人、今日、2013年3月25日、また1人、焼身した。彼らは「チベットに自由を」と叫び、「ダライ・ラマ法王のご帰還を」と叫んだ。しかして中国共産党の焼身者の要求に対する回答はあっただろうか?
チベット亡命政府は中国政府にただ「チベットで実施している高圧的な政策を変えれば、チベット人の焼身は止まる」とだけ表明している。しかし中国政府はチベット政策を路線変更するどころか、更に厳しさを強め、却って強硬的な方法に転じさえしている。
では、チベット人はもっと焼身を続けるべきなのだろうか?
先日、私は子どもを焼身で亡くした母親に会った。その母親は私を抱きしめて泣いた。数分間泣き続けて、ようやく思い出して「おかえりなさい」とあいさつした。私は彼女を抱きしめ返し、両手で彼女の顔を包み、「泣かないで」としか声にできなかった。それ以上何も話すことはなかった。何も口から出て来なかったからだ。涙も流れなかった。涙があふれ出る彼女の眼の奥に、苦しみ、傷つき、恐れ、疑いが混沌となって見てとれた。
どうしたらいいのか? それは恐ろしくさえあるような感覚だった。焼身の火炎はまだ猛烈に燃え続けるのだろうか? だとしたら、あとどれだけの人を失うのだろうか?
火炎の中でダライ・ラマ法王の御名を高らかに叫ぶ!
くずおれながら民族の自由を呼び覚ます!
これほどあまたの生命とたましいが、火炎のようにたちのぼり、天空から雪の国を見下ろしている……
2013年2月25日

就这样,还会有多少人离去?
文/班旦加(Palden Gyal)

在安多藏区,昨天,3月24日,一人;今天,3月25日,又一人;自焚了。
他们喊着“西藏要自由”,喊着“让达赖喇嘛回到西藏”,然而中共会回应这些自焚者的要求吗?
流亡西藏政府表示只要中共政府改变在西藏实施的高压政策,藏人自焚抗议事件就会停止。可是中国政府不但没有改变对西藏的政策,并且变本加厉,还诸于更强硬的方式。
那么,藏人还要继续自焚吗?

前不久,我与一位自焚族人的母亲见过面。那位母亲抱着我哭了。哭了几分钟才想起问我 “你回来了呀”。我拥抱着她,双手捧着她的脸庞,只说了声“不要哭”。我没有再说更多的话,因为说不出口。我也没有流泪。从她那被泪水淹没的眼里,我看到了痛苦、创伤、恐惧、疑惑,就像一片混沌的画面。
现在应该怎么办?
我有一种害怕的感觉。焚身的火焰还会猛烈地燃烧吗?就这样,还会有多少人离去呢?

在火焰中高喊着尊者的法名!
在倒下时呼唤着民族要自由!

这么多生命的灵魂,像火焰上升,在天上看着雪域藏地……

写于2013年3月25日


(付記)
中国語翻訳からの二重訳ですご了承ください。
チベット人記者がチベット語で書いたコラム、という点にも興味があって訳しました。
一般に、チベット語でものを書くときには伝統的なセオリーがあり、直接的に表現せず、婉曲表現を使い、回りくどく描写するのが美しい、とされていると聞きます。(中国語も多少その傾向はあり、格調高い文章ほど美辞麗句や故事成語や慣用表現を駆使するように思います)
なるほどなあ、と考えながらコラムを読みました。

|

« 20130320 | Main | 中国政府オフィシャルサイトからチベット国歌が! の周辺の話題 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22378/57047629

Listed below are links to weblogs that reference [訳]ウーセル・ブログ:焼身したチベット人の遺族は言う――「これでは、あと何人失うのか?」:

« 20130320 | Main | 中国政府オフィシャルサイトからチベット国歌が! の周辺の話題 »