2010.08.06

ウイグルのウイグル語

[覚え書き※ブックマーク用、ツイッター連投のまとめ]

[元発言]

都内の某大手の公共図書館にウイグル人を連れて行った際に、「ウイグル語大辞典」が閲覧できるのに驚いて、彼はそれを貪るように読んだ。祖国(シナの自治区)では、自民族の文字はおおっぴらには読めない。今後、彼らの先祖の文化は、日本語とペアの形でしか残せないだろうと。(引用元/@ykodama

に対する知人のツイート

外国の大きな図書館にでも行かない限り自分の母語の辞書すら読めないなんていう状況の人がいることをあらためて知った。国策である程度はチベット仏教研究が保護されているチベットなどまだ恵まれているのか。涙出るね。(引用元

に対する返信として

 「『ウイグルではウイグルの文字はおおっぴらに読めない』とウイグル人が嘆いた(→ウイグル自治区ではウイグル語が制限され、文字や言語が消えつつある)」という発言が繰り返しリツイートされ、「チベットはまだマシなのか」とつぶやいてた件ですが、あれはいくらなんでも煽りすぎだし不正確だしデマに近いものがあるだろうと思ってます。
 「ウイグル語の辞書はおおっぴらにウルムチの新華書店で売ってますが。彼は日本暮らしが長くて母語の活字に飢えていただけではないのですか?」(引用元)って突っ込みも入っているけど、このへん(ウイグル語テキストの購入について「ウルムチでお買い求めくださいとしか言いようがない」)を見てもこのへん(新華書店の半分はウイグル語書籍)を見ても、はるか外国の図書館で禁書となった母語の辞書に巡り合って思わず涙をこぼす、というシチュエーションには思えません。「区立レベルの公共図書館にウイグル語辞書があって品ぞろえに感激した」とか「(中国の図書館は閉架式だから)自由に手に取れる開架式の日本の公共図書館に感心した」とか、何か違う部分に反応したのを、元発言の主が半分以上妄想を足して頭の中の世界で解釈してしまったのでは、と考えたりします。
 ***さんが中国国内でのチベット語書籍(仏教経典含む)について「国策である程度は保護されている」と看破していると同様、「国策で」街の看板にはウイグル語があふれ、書店にはウイグル語書籍が並んでいて、むしろ「ウイグル語たくさんあるね、異文化情緒たっぷりだね、当局は少数民族文化を保護してるんだね」と感じさせるツクリになっていると思います。「文字」だけをいうなら、ウイグル語はアラビア文字を使うので、PC入力もチベット文字よりずっと障壁が低く、普及が早かったと思います。
 ただ、じゃあそれでいいのかというと、私自身はそうは思ってないです。量があっても質がない(まあこれは少数民族言語に限りませんが)。ウイグルの歴史を独自の視点から研究するような本もルポルタージュも民族の偉人の伝記もなく、あるのは、中国史のウイグル語版とか鄧小平理論のウイグル語版とか流行小説のウイグル語版とか、英語や漢語の学習参考書とか、当局が「こういうものを読ませたら都合がよい」ものが大量に出回っているんだと思います。
 本当は、そっちの、ウイグル人自身がウイグル人に向けて表現したい・書き表したいものが発表できなかったり、ウイグル語ウェブサイトがお取り潰しになる所に、ウイグルの人たちは危機感や焦燥感を持っているのではないかと思うんですよね。
 そういう事情をすっとばして「ウイグルではウイグル語の本さえ読めない!」とセンセーショナルに煽れば、まぁ確かに衝撃的だし耳目を集めるし「そんな酷いことが起きてんの!」と同情を集めて漢民族への反感を高められるでしょうが表面的な事実自体がまったく反しているので、現地に旅行にでも行けば「えっ、本たくさんある、看板もウイグル語だ」ってことになるし、「ない」ものが「あった」ことで、「酷いことは起きてないじゃん」と思考ストップして、ひいてはウイグル支援にもマイナスなんじゃないだろうか、と思いつつリツイートされ続ける煽り発言を見ていたのでした。
 リツイートする人も、発言を見て「えっそこまで酷い状況なんだ」と驚いたら、そのまま目の前のPCなりiPhoneなりでちょっと検索するだけで、旅日記とか留学レポとか実際はどうなのかって別ソースがワサワサ出てくるのに、なぜそこで知的好奇心を満たさずに脊髄反射的にリツイートボタンを押すんだろう、と、ツイッター自体の構造的な傾向?までうだうだと考えつつ、どうつぶやけばいいんだ、と考えていたら、***さんまで言及されてたので、ちょっと声をかけてみた次第でした。長っ! ごめんなさい。
(2010/8/6)

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2008.06.24

更新できずすみません

 LANのつながってるビジネスホテルに入れたので現状報告(汗)。
 四川大地震に絡んで2週間ほどブログ更新を自粛、休止中のニュースクリップも含め再開しようと思っていたところに、地元で岩手・宮城内陸地震がありまして、個人的には私自身も自宅もなんともなかったんですが、仕事がすごいことになり、ほかのことが何も手につかなくなりました。現在、仙台を離れていて、ネット環境も電話回線もなかったり。当分、オモテの仕事最優先になり、ブログ更新できないと思いますが申し訳ありません。

 ……と書き込めるようになる程度の時間はなんとか持てるようになりました。
 いや今までけっこう自分は忙しいと思ってたんですが、まだ上には上があることを知ったというか、陰で「ヒマだなぁ」「よくやるなぁ」と言ってくるオモテの知人の気持ちもしみじみ分かったというか(すいません)。

 「ブログ止まってるよ」と言われたりメールもらった友人知人には「いや今ちょっとシャレならんのよ」と惨状を伝えたりしてたんですが、まったく知らない方からメールいただいてしまい、さすがに申し訳なく反省。いずれ復帰しますので申し訳ありません。

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2008.01.24

状況証拠

  仕事を終えて会社を出ると今シーズン初の積雪。うわー、車が埋もれてるぜ、とげんなりしつつ契約駐車場に向かうと、真っ白く平らになった地面に、いく筋かの足跡がついている。
 吹雪が収まったのはここ30分くらいだから、ふふん、同じように遅くまで仕事(かは知らんがとにかくここに車を停めてる必要のある何かを)してて、凍てついた車を動かしていったご同輩がいるってことね、と思いながらそろそろ歩く。足跡がひとつ途切れているのはここで車に乗り込んだ訳ね、などと考えていると、明らかに私の車に向かっている足跡が!!!
 足跡は運転席ドア近くから車体に平行して、後部座席に回り込むように続いている。私の車はジープ型で後部座席を倒して全部荷台にしているから、リアウインドーを覗き込めば、何が載っているかはいろいろ見て取れる(今日は18リットルの灯油用タンクが2個載ってたんだけど)。
 ……ええ、どういうこと? 車上狙いが物色したってこと!?
 前橋でも一度、車上荒らしに物色されたらしく、鍵穴をこじられてシリンダーを抜き取られ、盗まれたものこそなかったけど電子鍵を総取っ替えする羽目になったことがあり、「こんな大荒れの天気に窃盗の下見かよ!」と驚いたわけですが……、

 さらにマイカーに近づくと、何者かはどうもリアウインドーの手前で立ち止まり、何度か足踏みして、そこで引き返したらしい。窓ガラスが割られたり、車が傷つけられている気配はない。
 駐車場の塀との隙間を覗き込むと、この大雪のなか、一部分だけ掘られたように地面がのぞいている。……水か湯がかかったように……。Rimg0380

 ちょ、こら!(怒)
 きったないなあもー!!
 どこの誰か知らんが!! 私の車は便所じゃなぁあい!! 車上荒らしよりキショイわ! 立ちションするなああぁぁぁ!

(→画像はえぐいので拡大はされないことをお勧めいたします。ちなみに、周囲は雪明りのみの明るさだったので、私にはここまでハッキリ見えておらず、帰宅してからフラッシュ焚いた画像を見て再度ゲッとなりました)

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2007.11.18

チベ友宅に招かれる

Tibetomo02 仕事の合間、仙台のチベ友宅に招いていただきました。
 「わでぃはるふぁ」で知り合った、放浪旅行派の方です。9月、初めてチベットに旅行して、カイラス巡礼まで(!)行ってこられたのでした。

 窓から大きな木を望む家に招かれ、部屋におじゃますると、タルチョがお出迎え。床には大きなチベット絨毯が2枚、虎模様と吉祥模様。なんか、ずっとここにあったかのように妙に馴染んでます(笑)。
 「去年まで南米ムード一色の部屋だったけど(確かに、壁の額にはその名残が^^)、チベットの絨毯が加わってもすっごく自然」とその方も笑うのでした。

Tibetomo01 マナサロワールのお魚だそうです。
 「お湯を注いで、ダシを取って、飲むらしい」って、ホント?
 チゥ・ゴンパの近くで、同行者が「このへんで魚はないか」と尋ねたら、「魚ならそこにある」と、干しているのを見せてくれ、買うことができたとのこと。
 マパムユムツォったら殺生御法度な聖なる湖では……? と見ていると、「これみて」と出してもらったのが、東北大学河口慧海コレクション図録でした。「まさにこれでしょ」

 本当だ!!
 図録には、河口慧海のメモも添えてあり「殺生厳禁の湖なれば、落ちたる魚を拾うなり」(原文は旧仮名遣い)。知人によると、魚を売ってくれたチベット人も、「ここは魚を捕ってはいけない湖だから、これは死んだ魚を拾ってくるんだ」と教えてくれたのだそうです。
 いやそれにしても大きくて立派な魚だわ。

Tibetomo03  3人でチベット旅行話で盛り上がり、私がダラムサラから戻った後の再会を約束したのでした。
 

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2007.11.16

「ちょっと、イケメンじゃん!」

Jarnal003 「ちょっと、イケメンじゃん!」とメールなどいただいてしまったので、ダライラマ法王随行記者団のメンバーなどをこそっと紹介。いや、冷やかしではなく。実に爽やかな好青年揃いです。

 左手前でムービーを回しているのは、WebTV「チベット・オンライン」のカメラマン、リグデンさん。いかつい体に強面という見かけによらず、おちゃめでいたずら好き。来日初日の食事でも日本食にチャレンジ、刺し身や漬け物に挑戦していました。

Jarnal002 童顔ですらっと背の高さがひときわ目立つのが総合情報サイト「パユル(祖国)ドットコム」のカメラマン、最年少のダセルさん。童顔もそのはず、だって23歳(!)という若さ。ID(インドの居留証)の関係で突然来日できなくなったダライラマ法王専属フォトグラファーに代わり、周囲の推挙で派遣が決まったイチオシの人材なんだとか。カメラマンらしく、食事のときも移動中も、常にキヤノンの一眼レフとともに行動。日本のどんな情景を切り取っているのか、楽しみです。

Jarnal001 「これチベット人記者かよ! なんかすげーかっこいいなあ!」と日本人同業者(?)を唸らせたのが、ダセルさんの右側で真剣な表情でパソコンに向かう「パユル・コム」Web責任編集者のプルブさん。どうしても仕事中の情景写真が欲しくて、取材執筆中の部屋に侵入して写真を撮り、気を散らせて悪いことをしてしまいました(申し訳ない……)。
 英文記者なんだから当然だけど、アポ、取材、執筆すべて英語でこなし、国際事情にも明るく、日本の政治情勢や要人の名前もよく知っています。「ミスターマキノは……(聞き取れず)」と尋ねられたので、「前国会議員で、2005年の衆院選に落選した」と言いたかったんだけど、「前」も「国会議員」も「落選」も英語でなんて言うのか分からず、あうあうあう(情けない)。「ルース(負けた)、ジェネラルエレクション」とかめちゃめちゃ言ってしまった。もう嫌。
 今回の4人のリーダー格で、来日後も思うところいろいろあるらしく、厳しい表情や考え込んだ顔を見せることが多い彼。何を感じ考えているのか、できればいつか、腹を割って話を聞いてみたいのだけれど。

Jarnal004 物静かで控えめな、チベット語雑誌「チチョク・メロン(社会の鏡)」編集長、ジグメさん。チベット語の文章力をかわれ、26歳で編集長に抜擢されたそうです。
 日本では、サポート役の日本人女性に「あっ、左薬指に指輪! 結婚指輪でしょ?」と尋ねられ、大あわてで「結婚はしていない」と言いつつ、「でも恋人はいるんでしょ?」と畳みかけられ「います」と大照れ。突っ込まれた翌日はリングを中指に嵌めかえていました。

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2007.11.10

日帰り上京

 チベット関係の打ち合わせで日帰り上京。東京駅経由で新宿に向かったら、丸の内線で「安全確認のため運行見合わせ」、中央線で「人身事故で緊急停止」に巻き込まれる。案内もらっていた糸井さんの個展に足を伸ばす時間がなくなりました。すみません。
 打ち合わせはいつものまったりムード。代表Kさんオススメの歌舞伎町のタイ料理「タイ・イサン」で軽く食事して解散。

 最近いろんな技(?)を研究中で、ネット予約の「トクだ値」で仙台→東京(¥10,590)が最安8460円になるとか、週末なら「土日きっぷ」(¥18,000)で「はやて・こまち」含め乗り放題だとか。東京往復だと8460円×2のほうが安いけど、これだと「やまびこ」限定なので、今回は土日きっぷを入手。万が一、明日また東京に行くことになってもこっちならタダで往復できるもんなー……などとおバカなお得感にひたってたわけですが……帰路、さすがに疲れて「んなわけねえだろ」と我に返る。14日もまた有休取って上京する予定だし、ちょっとやりすぎかも。だから貯金ないんだな私。

 アムネスティ関係の人とも会ったのでカビア女史の話聞きたかった~って話をしたら「今日新宿講演だったんですよね、時間かぶってましたけど」。がぁぁん、そういえばー。チベット関係の打ち合わせのために上京することは考えても、講演会を聴くために上京することは思いつかなかった私。仙台講演がないと知って次に浮かんだ考えが「仙台に呼ぶこと」だったっていう思考回路って。とほほ。

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2007.11.05

共同戦線?

 過日、「『モンゴル自由連盟』の日本支部が立ち上がったんです」と、その関係の方から連絡をもらった。「中国政府の抑圧への抵抗、という1点で、虐げられている民族同士が連携したい。ウイグル人はまだ日本に少ないので、まずはモンゴル人とチベット人が手を取り合いたい。モンゴルとチベットは歴史的にも深い関係があるし、宗教もチベット仏教なので、理解しあえると思う」との由。ルンタは日本人のチベット支援グループなので、例えばTYC(チベット・ユース・コングレス)に日本支部があったらいいんだろうなあ、などと思った次第。

 ……なんてことを思い出したのも、ラビア・カーディル女史来日、というお知らせが回ってきたので。ラビア女史は中国で共産党員で政協全国委員までのぼりつめながら、新疆ウイグル自治区の人権問題を訴え続け、逮捕、投獄の後、亡命を余儀なくされた女性。ノーベル平和賞候補にも名前が挙がり、ウイグル民族の人権を訴える象徴のようになってる方です。
 ウイグル人といえば、天安門事件のウルケシ(ウーアルカイシー)君(もう「君」は失礼か)とか、去年の夏の甲子園に出た高校球児ウラム君とかしか具体的には思い浮かばないわけですが。あと9月に大宮で行き損ねたウイグル料理店か。
 ただ名前はずっと聞いてたし、新疆も行ったことあるしで独り勝手な親近感はあるし。(今回の招聘はもちろんアムネスティ日本だけど)ラビア女史を支援する日本人ないし在日ウイグル人のグループもあるのかしら、などと思って講演日程を確認したら、ない! 仙台がない!!
 政令指定都市だぜ100万人都市だぜ、島根や山口でもあるのになぜ仙台にはないの、と結構ショック。そういえば、2000年と2002年にアムネスティ日本がグチュスムのメンバーを招いた講演会をやった時も、仙台はなかった……!! (宇都宮の後、東京に戻って札幌に飛んだんだ……確か)
 限界はあるけど、もっと早く事前に知ってれば、あとアムの支部以外の主催でもいいんだったら、会議室借りて宣伝するくらいのお膳立てはしたけどなあ。まぁ多分に「私が会ってみたい」という私利私欲ではありますが。すげー残念。ウイグル世界会議日本支部の人と知り合って、モンゴル自由連盟日本支部の人に紹介するチャンスだったかもしれないのに(いや、いればですが)。

 そこでちょっと真剣に考え出したら、やっぱり仙台って東京から遠すぎるのか、と思えてきたり。(アムネスティの場合だけど)全国講演を地元に呼んでくる場合、前開催地からの交通費と滞在費、会場代が地元主催者の負担になるはず。私が前に絡んだときは滋賀とか群馬だったから、大阪→京都とか東京→前橋の交通費なんてたかがしれていたし、夜は大阪や東京に戻ってもらってアム事務所にお任せだったけど、仙台だとそうはいかない、かも。東京→仙台の交通費だって、演者と通訳含め数人分となると数万円かかるし、講演後の懇親会を考えたら日帰りは無理だからホテルも準備しなきゃだし。
 ふうんでも誰も何もやらなかったの? と、過去に仙台で開かれたアムネスティ講演を検索したら、数少ない仙台のチベ仲間Hさんの(正確にはお連れ合いの)名前が!!! なんぼ世の中狭いって、そう来るか!! 

 さらにつらつら考えてみるに、今回ラビア女史が来日しても、「日本の在日ウイグル人が大歓迎!」とかありえないし、気軽に「日本のウイグルレストランで舌鼓!」なんてわけにはいかないのかもしれないな、とも。おそらく日本に来て暮らしているウイグル人の多くは、中国国籍で、中国政府発行のパスポートで「中国人」として日本にいるわけで。さらにいえば、政府派遣の研究生だったり、日本とビジネスできる富裕層、留学できる高学歴のエリート層ばかりなんだろうし……。
 インド国籍ネパール国籍日本国籍その他の国籍無国籍と中国籍が入り混じってるチベット人とはまた違う状況があるんだろうな。(気になってウイグル関係の掲示板をちょっと見てみたけど関連の話題一つありませんでした。そうだよな、やっぱり……)

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2007.07.26

1票

Rimg0584 権利を行使してきました、という話。
 「期日前投票」がすっかり有名になって、もうなくなったと思われてるんじゃないかという「不在者投票」ですが、「本来投票すべき場所に行けないためにあらかじめまたは別の場所で投票する」って制度はまだ残ってたりします。
 今回、私は5月に転居して住民票を移動したので、住所移動後3ヶ月たつと載る「選挙人名簿」には12日(公示日)時点でまだ名前がなく、仙台での選挙資格がありません(「立候補しておいて自分に投票できない」と騒ぎになっていた候補者と同じ状況ですな)。じゃあ私の選挙権はどこにあるのかというと、引っ越した後も3ヶ月は抹消されずに前の住所地にあるので、前橋にあるってことに。
 引っ越したのになんで引越し前の場所に? と言いたくもなりますが、これは衆院選、参院選の投票だけ。「国の選挙」なんだから、国民(日本国籍者)であればどこに住んでいようと引越ししたばかりだろうと投票できる制度を作ってますよ、ってことなんでしょうな。
 知事選とか市長選などの地方選挙は引越しと同時に権利抹消されてますので、転出3ヶ月以内でも、例えば22日に投開票のあった群馬県知事選には投票できません。逆に、仮に例えば29日にダブル選挙で仙台市長選があったとしても、それにも投票できません。
 今年3月末~4月には統一地方選があって、全国各地で首長や議員の地方選挙がわらわらあったけど、3月4月っていえば卒業、就職、転勤その他で人が移動する時期。選挙権の空白に落ち込んだ人は多かったんだろうなあと推測してみたり。

 究極の不在者投票といえば海外在住者・出張者の「在外投票」。先日みたドキュメンタリー「選挙」の想田和弘監督は、自ら在外投票した様子をブログで紹介してました。

Rimg0579 さて不在者投票ですが、まず前橋の選管から投票券(投票所入場券)が送られてきて、「あなたは転居されましたが、前橋市立第3中学校で投票できますよ」なことが書いてあります。前橋までわざわざそのために行けるワケもないので、「現住所で投票します、私は本人です」な宣誓書を入れて入場券を封筒で送り返します。すると、折り返し、遠隔地で投票できる投票用紙のセットが送られてくるというわけです。速達+簡易書留でものものしいのが届いたので驚きました。

Rimg0580 中身はこんな。投票用紙が2枚、封筒が4枚、「勝手に開けるな」と書かれて封をされた透明の袋に入ってます。そのほか、群馬選挙区の立候補者名一覧が印刷された紙も。うーんこっちは結果が見えてて、投票の面白みには欠けるんだけど。

 それを不在者投票所(期日前投票所の一角にある)に持っていくと、市の選管の人が封を切って中の封筒と投票用紙を出してチェック。投票用紙1枚と封筒2枚のセットを渡されて、「書いたら封筒に入れて、さらにこっちの封筒に入れてください」と言われるので、記入して終わり。
 封筒2重はめんどくさいけど、最初に投票用紙を入れる封筒には何も書かれておらず、その封筒を入れる外側の封筒には私の名前や受理番号がでかでかと書かれていて、投票用紙を交付した誰からの投票なのかを向こうの選管が確認できるようになってます。外側の封筒だけ開封して中身を混ぜれば、開票作業中に私が誰に投票したかの秘密は守られるという仕組みなんでしょう。
 不在者投票コーナーは閑散としてましたが1人先客の若い男性がいて、まったくの無人ではありませんでした。
 しかしこの投票用紙、仙台の選管が送り返すのもたぶん速達+簡易書留で、私の1票に都合1400円の税金が郵送料に使われる計算に(私も最初の80円は負担してるから、総計では1480円かかってます)。コストばか高というか、1票はそれくらい重いってことなのか。黄色と白の投票用紙は全国一律なんだし、わざわざ前橋から送ってもらわずとも、選管同士が宣誓書や交付番号を電子メールでやりとりして、不在者投票所で直接交付してくれれば郵送費は片道だけですむんじゃないか、とか、つい考えました。

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2007.07.16

極私的グチ(すみません)

 チベットとは関係ない愚痴ですが、回りのモノが壊れまくってる話。

 2日前の朝、麦茶飲もうと冷蔵庫を開けたらなぜか麦茶が室温。
 うっかり半ドアにしてしまったか、とよく確認して冷蔵庫の扉を閉め直し、出勤。そのまま忙しくて1日半ほど冷蔵庫を使わず、昨日夜、もっかい麦茶出そうとしたら、やっぱり室温。なんで?
 改めて見たら、紙パックの野菜ジュースは醗酵したみたいでパックがぱんぱんにふくらんでるし、トマトは色が白っぽくなってるし、ニラは輪郭が溶けてるし……。なんで??
 いや待て、とはっとして冷凍庫の扉を開けると、あああああ…………(絶句)
 最近買い込んでた温野菜ミックスとか冷凍ほうれん草とか、もう既に全部室温に。どわあ。そのうえコンビニのクジで当たってもらったアイスが……。アイス冷凍室に入れてたのさえ忘れてたよ……。
 93年に就職したときに大阪の日本橋で買った冷蔵庫だからなあ。その後省エネや静音化も進んでるし、修理考えるより新製品買っちゃったほうがいいんだろうなあ。しかしなんで、引っ越したばかりなのに突然。この忙しい時期に。

 とぶつぶつ言いつつ、数週間前に群馬県のディーラーから車の点検の案内が転送されてきて、念のため引越し先でもディーラーに連絡入れといたほうがいいだろう(リコールとかあったら直接連絡もらえるようにしとこう、だって三菱だし)な考えで点検の予約を入れておいた経緯があって、昼に車を持ち込んで点検してもらい、職場に戻って夜中まで仕事して、さあ帰ろうと思ったら、……エンジンがかからない。動かなくなるってどんな点検だよと。それよりこの真夜中にどうやって家に帰れと。

 以前パソコンが壊れた時、動かないパソコンほど最悪なものはない、何の役にも立たない上に重たくてジャマ、などと知り合いに言いふらしたことがあるんだけど、……冷えない冷蔵庫も、エンジンかからない車も、始末におえないことこの上ないなあ、と思ったりしたものでした。

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2007.07.15

懺悔と近況報告

 更新が長期間止まってしまい、知り合いから「どうしたの」なメールもいただいてしまいました。すみません。便りのないのはいい便り、というわけではなく、いろいろありすぎて、どうにもこうにも。

 オモテの仕事が忙しくなってるのもあるうえに(でもそれを言い出すとヒマな時間は永遠に来そうにないんですが)、ルンタのあれこれもいろいろ滞ってしまってて、いただいたお知らせや案内をWebやMLに載せられずじまいになってしまった不義理もたくさんあって、申し訳なくてへらへら更新できない心理状態だったり、実家のほうでアクシデントがあって急遽帰省してヨレヨレになったり、私生活では回りのモノが壊れまくって、どうもツイてなく。

 一方で、チベット関係では、8月のactionの企画が進んでます。世界同時進行で実施される国際キャンペーンの一環なので、Webのトップで告知したいし、せめてブログ再開させて出来る範囲の情報提供を……と。
 書き出すと愚痴になっちゃう日常のつれづれもままあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。

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